2014年7月21日月曜日

ユーロタイプ2

私の勘違いかもしれませんが、調べた結果は残念なものになりました。
外債タイプの調査方法としてお読みください。


ユーロ資産の債券型投資信託を検討したいのですが・・グロソブは大きな疑問がありました。

今回は三菱UFJ投信さんの三菱UFJ ユーロ債券オープン(以下 ユーロオープン)を紹介します。
私はピムコを三菱UFJ銀行で購入したのが縁でNISAを三菱UFJ銀行で持つことになりました。
ユーロオープンを紹介する理由は三菱UFJ銀行で購入できそうだからです。
どんなものがよいかわかりませんのでユーロタイプはあと1or2例、紹介したいと思っています。

1.目論見書
目論見書をみますと、次のようなもので運用しています。


 ヘッジはおこなわないそうです。
 逆説的ですが、全体的に為替リスクを減らすためにも外国債券タイプを検討していますので、ヘッジは邪魔なだけです。
 多分、安心と思われるユーロ各国の国債みたいなもので運用されているみたいです。
 しかし、イタリアが入っていますね格付けは本当に高いのでしょうか?

購入単位は三菱UFJ投信は販売会社に確認してくださいとのことで、三菱UFJ銀行では10万円以上です。

購入時手数料は1.62%で、信託財産留保額=換金するときは0.3%の会社取り分が引かれます。
10万円で98380円分のユーロオープンを買い、10万円分のユーロオープンを解約しても99700円にしかなりません。
買う時も、換金するときも手数料がかかります。
信託報酬は年1.08%(税抜き1.00%)です。
多分、年1.08%になるように毎日引かれているのだと思います。

本来、学校の授業で学習する内容です。
分からないなら勉強しましょう。
お姉さんは売りたい投資信託を勧めてきますが、先生でもあるのです。
いざ購入するときは、こうしたことなどお姉さんは色々説明してくれます。
知っていれば、聞いていても苦痛にはならないと思います。
苦痛だったら復習しましょう。ネットで調べられると思います。

委託会社の中には価格変動リスクを使って何処かへ利益を供与している所もありそうです。

2.基準価格等
基準価格

リーマンショック直後12000円から9000円まで下がり(25%の下落)、その後訳の分からない円高によって6000円台まで下がり為替が円安に向かうと9000円位(25%の下落)まで回復しました。

為替

為替はリーマンショックで170円から115円位まで下がり(32%の下落)、その後さらに円高が進みましたが、最近は円安に向かい140(18%の下落)
基準価格は為替と連動しているようです。目論見書をよく読めばこのようにしますよと書いてあると思います。
実際に利益が出ているか、安心できるかは投資信託シミレーションしてみないとわかりません。
知りたいのは、リーマンショック直前に投資していたら現在どのようになっているかです。
シミレーションの前にもう少しデータを見ておきます。

分配金

ふ~ん。ピムコやグロソブなどを検討してきたのは無駄ではありませんでした。
ユーロの統合で欧州は好景気だったのでしょう。債券の分配金は抑え気味で出発しましたが、ユーロ高で分配金を上げることもできたし、基準価格も上昇する好結果だったようです。
分配金を47円にしたのは20072月でリーマンショックまで基準価格も1200円程度で安定していたようです。
 そして、リーマンショックで社会が不安定になると債券の運用がしやすくなり、分配金を据え置くことが出来たと考えられます。
分配金を年利換算してみましょう。

年利

為替が安定し好景気なら34%、不景気なら6%の分配金が設計思想かもしれません。
6%以上になったのは過度な円高の為と思います。
現在の6%の解釈は難しいと思います。
これまでの推論は、実績をみていませんので空論です。
好感触は得られましたが、ユーロと円が成熟したら普段の年利が3%かもしれないです。

2.ユーロオープンに投資してみる1
20034月に10万円分投資してみます。分配金には税金はかからないとします。
NISAでは5年後から分配金の一部に税金がかかりますが誤差はわずかだと思います。
基準価格は10505円でした。
10万円分ですから約95千口のユーロオープンを買ったことになります。
計算はこんな感じで行っています。
 

セルJ3の中身は =J2+ROUNDDOWN(K3/I3;4)
セルK3の中身は =ROUNDDOWN(J2*F3)
セルL3の中身は =(J3-J2)*10000
セルM3の中身は =J3*I3

セルM2100000になっていないのは端数が出てしまうためです。
エクセルでは関数の使い方が少し違うかもしれません。

結果、円資産は次のようになりました。

10万円の円資産はリーマンショック直前に14(+40)になりました。
20034月の為替は130/ユーロでリーマンショック直前170/ユーロ(+31)でした。
5年で9%のユーロ資産の増加、年利3%の設定はリアルなのかもしれません。

口数の変化をみます。

リーマンショック前の口数の伸びは2%ちょっとの複利で伸びています。
為替が安定すれば年利2%になると言うことだと思います。
円高になると口数の伸びは56%になるのかもしれません。

ユーロ資産としてのユーロオープン

A:為替が安定しています。ユーロ資産は少し増加しています。
B:ユーロ高が進行すると資産の増加はみられません?このときはドルに対してもユーロ高が進行しています。グロソブもそうでしたが、どうもこのあたりのメカニズムが分からない。何処かから攻撃を受けたとしても抵抗した様子は見られません。三菱UFJ信託さんは説明すべきですね。
C:円高になるとユーロ資産は増えました。不景気になると債券の運用が有利になる法則が効いたようです。
D:円安ユーロ高が進行していますが、今度はユーロ資産は増えています。

Bが問題ですよね、残念ですが魅力はありませんのでこれ以上調べることはしません。
三菱UFJ信託さんから納得できる説明があることを期待します。

バ****

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