2014年7月14日月曜日

ソブリン債型投資信託 ユーロとしてのシミレーション



目論見書p3によると、
特色1「世界主要先進国の、信用力の高いソブリン債券を主要投資対象とし、国際分散投資を行います。」
とあります。
また、Wikipediaによるとソブリン債券とは
「各国の政府又は政府関係機関が発行し又は保証している債券(国債など)のこと」
先進国の国債などに投資しているようです。

投資先は欧州が多く、格付けは問題なさそうです。
資産としては基軸通貨であるユーロとみることができると思います。
目論見書p2によると、グローバル・ソブリン・オープンはグローバル・ソブリン・オープンマザーファンドに投資しています。

グローバル・ソブリン・オープンは小売り店で運用はグローバル・ソブリン・オープンマザーファンドに任せる分業制になっているようです。
P13をみると、購入時手数料は上限で1.62%(ノーロードの証券会社もあったかもしれません)で信託報酬は年率1.35%(しかも、マザーファンドへの報酬まで含まれているようです)でかなり安いと思います。
この目論見書で珍しい(?)のはグローバル・ソブリン・オープン(以下 ソブリン)をたくさん売った証券会社や銀行が儲かる仕組みまで書いてありました。
ホームページから基準価格などのデータをダウンロードできるのですが、基準価格価格とは換金価格(0.5%の信託財産留保がかかる)までありました。
データは1998年からありますから15年以上の歴史があります。
信頼性に問題はなさそうです。
1.データのダウンロード
データ次のページからダウンロードしました。

データこんな感じです。
 
NO 基準日 基準価額 課税前分配金 換金価額 リーマンショック 純資産総額 年利%
18 1998/01/17 10234 51 10183
27382676470 5.98
39 1998/02/17 9893 35 9844
38306933477 4.24
59 1998/03/17 10208 35 10157
48761767477 4.11
82 1998/04/17 10409 45 10357
66608711785 5.18
100 1998/05/17 10379 45 10328
82188443725 5.2
123 1998/06/17 11204 50 11148
111008542204 5.35
145 1998/07/17 11081 50 11026
95722587653 5.41
165 1998/08/17 11556 60 11499
99069585323 6.23
187 1998/09/17 11221 60 11165
94100105988 6.41



NO、リーマンショック、年利%は私が付け加えました。
手順は、NOに日付順に番号をつけます。課税前分配金で降順でソートします。
分配金のない日のデータを消し、NOで昇順でソートし、年利%を計算させます。


年利%は課税前分配金÷基準価格×12ヶ月×100%です。
エクセルでもできますし、エクセルを使う人なら抵抗はないと思います。
抵抗のある人は「エクセル入門」等で適当なページを検索し、オートフィルとか連続データの入力を探してください。
H2のセルに =d2/c2*12*100 と入力しオートフィルと同じ要領で年利%が計算されます。

2.基準価格・分配金・年利%
基準価格

分配金
年利%

図中のコメントは、こんな感じかなと言う私の想像です。
安定期は基準価格8000円前後で分配金は40円で年利換算で6%でした。
理想は基準価格10000円で年利6%なのでしょうけど基準価格にこだわる必要はないようです。
あとで確かめますが、リーマンショック前基準価格が8000円台から6000円台に下がったのは円高によるものと思います。

為替が原因なら、ソブリンから逃げ出す必要はありません。

ユーロ資産と考えれば、税金がかからずユーロ資産は年4~6%の複利で増える可能性があります。
ユーロ資産として、しっかりユーロ換算して確認すれば安心するはずです。
ソブリンは円高に振れても分配金を年利6%になるように調整しようとし、また、一瞬見かけ上の基準価格の暴落に歯止めがかかったようにみえます。

もう一つ思うことは、ソブリンはリーマンショックを予想していなかったと思います。
6%の年利にしようとするのは、為替が安定するあるいは為替の変動の平均が0になると言う前提で考えられているからです。(と思います。)
ですから、リーマンショック後はこうした調整はしなかったのだと思います。
ここまでの推論は、ドルでみたような円高がユーロでもあったと言う前提があります。
実際に確かめてみましょう。

3.為替再考
 これによって、円対ドル、円対ユーロ、ドル対ユーロあるいはユーロ対ドルを確認する必要がでて来ました。
 まず、円対ユーロの為替をみてみましょう。

 A、Cは円安ユーロ高が進んだ期間で、B、Dは為替が落ち着いた期間(変化する遷移期間と言ったほうがよいかもしれませんが)です。
 結果、60~70%の円安ユーロ高になりました。
 1本100円のお茶を、ドイツやフランス人はお茶(ダイエット補助食品)を1.00ユーロだったのが0.63で飲めるようになりました。
 日本ではベンツの価格は上がったでしょうが、確かめていませんが輸出は好調で景気は良かったのだと思います。

 Eは訳の分からない円高です。世界で何かあると「安全資産と言われる円が買われる」現象が定着した時期かもしれません。

 Fで円高は是正される過程で、最近は是正された感じもします。
 この先きどうなるのか興味がありますが、そのうち判るはずです。
 
 円対ユーロとユーロ対ドルの為替を比べてみましょう。
 比較のためにユーロ対ドルの為替は100倍してあります。

 データは松井証券さんのホームページから頂いたのですが・・松井証券さんは1ユーロが何ドルになるのかと言う観点で表示しています。この辺りデータを扱う時注意が必要です。

ユーロは2000年にデビューして2002~2003辺りで落ち着き、円安ユーロ高、ドル安ユーロ高に向かったようです。
 ほぼ、同じ割合でユーロ高が進みました。
 ユーロ高になって欧州の物が売れなくなったかと言うと、そうではなくドイツやフランス等の通貨が統合されたのですから欧州内での経済活動は活発になったと思います。

 バラバラだった通貨は低く評価されていたのですが、統一されたことによりユーロ本来の価値に評価されたと考えられます。

 しかし、リーマンショックはどうでしょう。
 信用不安を起こしたのはアメリカなのに、ユーロはドルに対し安くなっています?
 ユーロは基軸通貨として力をつけているはずですから、ユーロ高になってよいはずです。

 それはともかくとして、リーマンショック後、ユーロ/ドル為替の変動はあってもせいぜい20%位でしょう、しかも最近は上昇と下降の変動周期が長くなり、振れ幅も小さくなって落ち着いてきているように見えます。
 カンですが、グラフからいくと円は1ユーロ150円近くまで円安になっても構わない気がします。

 もう少し、正確に見るには円/ユーロとドル/ユーロ為替を比べる必要があります。


 どうも私は世の中を素直に見ない傾向があるようで、グラフに書いたコメントは私の妄想だと考えてください。
 妄想ついでなので、ドルとユーロは政策協調して(人為的に)為替を安定させているように見えます。
 さて、ユーロが正当に評価されてユーロ高になった期間を見ていただければ、なんとなくわかると思いますますので説明しませんが、円はユーロに対し後20円位円安になってもかまわないような気がします。
 まあ、ウクライナとか一部の国の借金?そうした問題が片付けばの話ですが・・
 少し、泥沼にハマッタ感がありますがあと一つだけグラフをみましょう。
 
円/ドルとユーロ/ドルの為替


堅苦しい算数の話はやめておきます。グラフを直観どおりに解釈して良いと思います。
ユーロ/ドルの為替は100倍してありますが、気にしないでください。

Aがユーロの実力で
 ユーロ/ドル為替×100=80なら
円相場は
 80円+25~30円=105~110円/ドル
で今の円為替はもう少し円安になってもよさそうですが正常と言えそうです。

Bがユーロの実力で
 ユーロ/ドル為替×100=80なら
円相場は
 80円+40~45円=120~125円/ドル
で今の円為替は円高にみえます。1ドル120円になってもおかしくないと思います。

ゴメンナサイチョット我慢できないので少しだけ
本来こうした比較をするときは2000年の値等でデータを割る規格化と言う作業をするのですが、今回は2000年付近で円/ドル、ユーロ/ドルは共に100に近い値だったで比較ができました。

*******
ちょっと盛り沢山になりました。
この程度の統計処理は個人でもネットで調べてできる時代になりました。
ネット上の「エクセル 入門」みたいなページを一通りこなすことをおすすめします。
できれば、相関係数や分散、標準偏差を計算する関数を使いこなせると理想なんですが・・・
「リーマンショック前にソブリンに投資したら」まで盛り込みたかったのですが、次にしたいと思います。
ドルとユーロの為替調整に使われた感がありますが・・・しかたないのかもしれません。
でも、報道はもう少し情報を流すべきなような気もします。
今回のおおきな収穫は完全なものではありませんが、円の評価が客観的にできるようになったことです。
私はできませんが、統計学に詳し方ならもっと役に立つ評価をすることも可能です。


2014年7月12日土曜日

ファンド オブ ファンズ 野村さんのマイストーリー

今回は野村証券さんのマイストーリーを紹介します。

1.マイストーリー分配型型(年6回)Bコース

マイストーリー分配型(年6回)Bコース(以下 マイストーリー)

なるべく、冷静に書くつもりですけど不適切と思われるところは、私個人の嗜好と考えて下さい。
まず、マイストーリーのページを開きます。

  当ファンドの特色(交付目論見書)を開いて下さい。
2枚目のページ1

「ファンドの特色」の「主要投資対象」に
世界の*債券を実質的な投資対象とする投資信託証券
国内の株式を実質的な投資対象とする投資信託証券
世界の株式を実質的な投資対象とする投資信託証券
を主要投資対象とします。
*債券には日本の国債は含まれていないようですが、リスクの低いものから高いものまで含まれているようです。

とあります。
少し、言い回しがくどいと思いませんか?

と言うものです。 

 例えば株式型の投資信託と債券型の投資信託に投資し、その時々の状況で利益が上がるように、或いは損をしないように比率を調整します。


<メリット>
・購入者は複数の投資信託の選択を行う手間が省ける
・運用のプロによって、ファンド選択が行われる
・分散投資効果が高く、リスクを低減できる
・既に実績のあるファンドの付加価値を統合できる
・資産配分方針により、自動的にリバランスが行われる
・運用する会社や人を分散できる
・リサーチや運用を効率化できる
<デメリット>
・運用報酬が二重にかかるなどコストが高くなる
・運用状況が通常のファンドに比べてわかりずらい
・運用会社の運用方針やリバンランスなどに大きく依存する

メリットは実績のあるファンドに分散投資しますから、リスクに強くなるってことです。
景気のいい時は、株式のファンドに重点を移し、悪いと債券のファンドに重点を移すことができたり
沢山の国の株式や債券を扱う投資信託に投資するのでカントリーリスクなども低減できるようです。

デメリットは信託報酬を目当にされ、運用は投資先の投資信託に丸投げされてもわかりません。
マイストーリーへの信託報酬(運用報酬)Aの他に、マイストーリーが買った投資信託に払う信託報酬Bがあります。あなたはAとは別にBも払うことになり、Bは見えないのです。
しかし、これと同じことをするとなると、投資信託の売買でコストが発生しますし、手間を考えるとしかたないと思います。

 長期投資では為替リスクで値下がりした債券型の投資信託は売る理由が無いことが分かりました。
 マイストーリーはどうでしょうか?
 
2.バランス型の投資信託を選ぶ
バランス型には、債券や株式ごとにアナリストを雇っているところもあるようですが、ファンド・オブ・ファンズであることが多いようです。
ここではバランス型はファンド・オブ・ファンドとします。
次の画面は「モーニングスター マイストーリー」で検索して見つけました。


 モーニングスターさんベッタリで選ぶのは良くはないですが、私はモーニングスターさんをたよりにするしかありません。
 私はデータをほとんど理解できませんがモーニングスターさんは星5つを付けてリスクメジャー2(やや低い)としています。

 細かいことはよくわかりませんが、5年のリターンは似たようなファンドの中では良いみたいです。

 ちなみに、ピムコハイインカムのリスクメジャーは3(平均的)でした。

マイストーリーの歴史は8年ほどあるようです。リーマンショックを経験しています。
すくなくとも、リーマンショックを経験したものから選び検討しましょう。
中身が分かりにくいのですから・・

3.まずは結果から
 マイストリーは外国株式、日本株式、外国債券型の投資信託に投資をしているファンド・オブ・ファンズです。
 アメリカ人から見ると、世界株式(日本の比率が高い)と世界債権(日本を除く)の投資信託に投資するファンド・オブ・ファンズです。
 このアメリカ人、軍人で基地の外で日本のパートナーと暮らしているとしましょう。
 パートナーと一緒にマイストーリーを持っていたら、このアメリカ人にはどのようにみえるでしょうか?
 2人は2007年5月に折半して1万円、翌年から毎年1月に1万円買いました。
 パートナーは毎回5000円の投資ですがアメリカ人は40〜60ドルの投資になります。
 アメリカ人にマイストーリーは次のように見えます。



 NISA1ドルは2007年に投資した1万円です。NISA2ドルは2008年に投資した1万円、以下同様です。

 リーマンショック時に20〜30%落ち込み落ち込みましたが、底値から1年足らず回復し3年目から投資は極めて順調に資産が増加しています。
アメリカ人は底値で3年目の投資に嫌気がさすかもしれませんが、底値はチャンスと思うかもしれません。
その後、投資を渋る理由はないように思えます。
多分、モーニングスターさんにもこのように見えているのだと思います。

一方、パートナーの方は

3年目の投資はじめ上手くいきましたが、後は減りも増えもしません。
ハッキリ言って、嬉しくない時間がかなり長く続きました。
為替が円高是正に向かうと資産は急速に回復しました。
ピムコと同じような変化でしたが利益は幅は小さく、回復もやや遅い感じがします。
パートナーさんは5つ星を今付ける気はしないと思います。

しかし、これから景気が回復すれば、マイストーリーの配当はおそらく年利換算で10%でピムコは5%位に落ち着くかもしれません。うまくいけばの話ですけれども・・ドル資産で見ればうまくいきそうな気もします。

ところで、毎年1万円で計5万の投資をしました。
一番悪い時に5万投資したら、10%の利益ですが、一番良い時に投資したら80%の利益になります。
いつ投資するかによって結果が変わってきます。
こうしたリスクを避けて、時期をずらせて1万円を5回投資すれば平均的な結果が期待できます。
大儲けはできませんが、致命的な損をすることも少なくなります。
資産を作る観点からはとても良い方法だと思います。

 麻生さんが、20万円/月×12ヶ月=240万円でニーサは240万円枠にしようみたいなことを言っていました。
 毎月同じ投資信託を同じ額買えば、結果的に平均的・適切な価格で買えると考えられます。
 
 こうした買い方をドルコスト方と言うみたいです。 
 毎月株を毎月20万円買う人は少ないと思いますので、

 麻生さんは「毎月ドルコストで投資信託を買ったらどうですか?」

と勧めているのだと思います。たぶん・・

4.マイストーリーの歴史
順序は逆になりましたが基準価格などの推移を見ます。
データはマイストーリーのページから得ました。
データは分配金のあった日を対象にしました。

基準価格と分配金
基準価格

リーマンブラザースが破たんしたのは2008年9月15日です。
一方、マイストーリーの基準価格が1万円を割り込んだのは2007年9月20日です。
リーマンショックの一年以上前からリーマンショックまで3000円落ち込んでいます。
価格の変動は、株価、為替、債券、分配落ちなどが考えられます。
とにかく、基準価格10000万円以上で買ったマイストリーはリーマンショックをはさみ2年足らずで6000円を割り込みました。
40%以上の暴落です。ちょっと耐えられないと思います。
7000円に戻った時、損を覚悟で売ってしまうことは十分考えられます。
分配金がありますから30%弱の損です。

分配金

 分配落ちに係わりそうなのは2007年7月20日の608円がありますがとても4000円落ち込みは説明できません。
 基準価格がどうして、こんなに暴落したのか考えたいのですがその前に少し寄り道をします。
 マイストリーの分配金の出し方です。
 
 マイストリーは半年毎に500円とか600円の分配金を出していました。
 株式からの配当だと想像します。その他の月は債権による配当に思えます。
 最近分配を抑えていますが、基準価格が上がっていますので、基準価格を戻すような操作をしているのかもしれません。先進国の政策金利の低迷なんかも影響しているかもしれませんが・・
 どっちだろう?両方か?

 基準価格が戻ったら、昔のように500円とか600円の配当を出すかもしれません?アメリカの景気次第でしょうけど・・


 上のグラフは分配を年利換算してみました。
 景気の良い時は年利10%を目指していたようです。

 ここではこれを好景気配当と言いましょう。

 10%を超えたところは為替により予想外に基準価格が落ちてしまったためでしょう。
 分配を抑えて、基準価格の下落を弱める判断があってもよかったかもしれません。
 やっぱり、人のやることですから、このようにチャチャチャを入れたくなるような所があってほしい。
 
 景気が悪いと5〜7%位の年利ですか?基準価格も下がっていますから実際の年利はほぼ0%でした。
 為替の影響なんかパラメータにいれたら設計なんかできないのでしょう。

 ここでは、年利5〜7%を目指す配当を債権配当と呼びましょう。
 
 好景気配当から、債権配当に切り替えたのはリーマンショックがきっかけのようです。
 正直いうと少し遅いかなって気がします。
 すぐに見ますが、リーマンショックの前に為替が20%も円高になってしまいました。
 世界の経済が低迷すると円高になるって変なセオリーがこの時あったのかはわかりませんが、今ならリーマンショック前の債権配当に切り替えるのではないかと思います。
 結果論ですけど。

 マイストーリーの設計は基準価格が安定していれば、好景気配当は年利10%債権配当は年利6〜7%というのは言いすぎかな?
 これは言い過ぎかもしれませんが、世の中の異常な変化に設計が追いつかなかったということだと思います。
 債権型の年利は、景気の悪い時は年利10%程度良いのですが、景気が良いと年利5%くらいでした。
 中身が分かれば外国債券型の投資信託と一緒に持ちたいと言うか、個人的には好景気配当はもう少し抑えて、債券配当を充実してほしいってところでしょうか。

為替


リーマンショック前の基準価格の主な下落は為替の影響のようですね。
しかし、下落幅は分配落ちを考えても、まだ少し足りない気がします。
あとは、株式の落ち込みがあったでしょうけど・・この先なにかで確かめることになるかもしれません。

5.実際にニーサで運用?
先に結論を挿入してしまいましたので、繰り返しになります。
マイストーリーは2005年7月21日にマイストリーを1万円買ってNISAで運用したとします。基準価格は110929円でした。


 2005年7月に1万円マイストリーを買ってNISAで運用したととします。
 5年間は新しいニーサで対応できますから完全に複利計算でよいのですが、6年目から新しいニーサ枠の計画は今の所ありませんから完全な複利ではなくなってしまいます。
 しかし、誤差は小さいとして複利計算しました。
 リーマンショック前、為替で20%の下落、さらにリーマンショックで20%計40%落ち込みました。
 その後7000〜8000円(もとの資産の70〜80%)で推移し、円高がやや是正されると資産は回復しました。
 結果論ですけど、7年で10%の利益でした。

 マイストリーが最近、好景気配当をだしていないのが気になります。
 設計どおりの運用をしていないのなら間違えでしょう。
 配当を現金で受け取る老後、債権型は好景気の時、配当が落ち込むのが悩みです。
 景気が回復しても好景気配当が出ないなら、マイストーリーを選択する意味がないからです。
 でも、景気の回復がこれからなら、マイストーリーを評価するのははやすぎるのだと思います。
 


投資は自己責任です。

私は経済学の講義など受けた経験はありません。受けていたら経済は大嫌いになっていたと思います。
このブログで気になるところがあったら、必ず経済に詳しい方に確認してください。

***

 逆説的ですが、為替リスクを低減させるために、為替リスクのある外国債券型の投資信託を持つのをおすすめします。
 外国株式や債券が組み込まれていたら、難しいですがそれはドル資産であると割り切りましょう。
 ドル換算してリーマンショックをどのように乗り切ったか確認しましょう。
 また、買った投資信託が暴落したら、ドルベースで資産を確認しましょう。案外ドルベースでは健全であるケースがあります。
 感覚的に納得し難いのですが、売って損を確定する必要がないことがわかると思います。
  
 証券会社さんや銀行さん、ドルベースで資産を確認できるサービスを期待しています。
 
 私は、老後銀行口座に毎月安定した金額が振り込まれるかを考え、ニーサを使って投資をしようと思います。
 多分、世界中でお金が駆け回っている時代なのだと思います。
 基軸通貨であるドルやユーロを意識しなければならない時代なのだと思います。
 

2014年7月7日月曜日

リーマンショックは怖くなかった?

ピムコ ハイ・インカム毎月分配型ファンド(以下 ピムコ)と

紹介してきました。


ここまでに分かったことや私の意見を箇条書きにしてみます。

*物価があがると銀行に預けている定期預金は実質的に価値が少なくなります。
*ニーサ(NISA)は10年の非課税期間をすべて使い切るのが原則です。
*株は利益がでたら売らなければなりません。10年間の非課税期間を利用しきれません。
*ニーサ(NISA)には投資信託をお勧めします。
*為替リスクと言うのがあります。円安になると物価が上がり、円高になると下がると考えられます。
*不安になりますが、円50%ドル50%の資産は理論的には為替リスクを最少にします。
*比較的安全にドルを資産として持つには外国債券型の投資信託が向いていると思います。
*外国債券には為替リスクがあります。円高になると値下がりし円安になると値上がりします。
*資産全体を考えて、為替リスクを低減させるために外国債券型を勧めます。ヘッジは不要です。
*値段が変わらないとすると外国債券型の年利は5~6%です。株の配当は1~2%です。
*リーマンショック後に景気が悪くなると外国債券型の年利は10%位になりました。
*リーマンショック後、外国債券の価格は暴落しましたが、ドルベースではむしろ価格は上がっていました。難しいですが、ドルベースの資産は増えたと考えましょう。
*暴落してもドルベースで資産を確認しましょう。
*退職後、毎月ほぼ一定額が銀行口座に振り込まれるようになります。資産はじっくり育てましょう。

リーマンショック後UBSの価格は暴落しました。

理由は円高です。

これから確認していくのですが為替が原因なら、円ベースで元本割れが起きている間は税金がかかりません。多少時間はかかりますが年利10%で資産は戻ってきます。今回は為替が戻ってきていますから、年10%の複利が円として戻ってきているとも考えられます。

私は老後UBSが毎月どの位振り込んでくれるのかを考えています。
こうした考えは、今まで余裕のあるお金持ちがやることとして証券業界では一般的には勧められてこなかったものです。
ニーサ(NISA)で投資のイメージが変わってくれることを望んでいます。

1.円資産としてのUBS

リーマンショックが起きたのは2008年9月15日でした。
2008年7月17日にUBSを10万円分買った場合を考えてみましょう。
データを揃えるのが面倒ですので為替は月初め(1日)の終値を使いますので傾向を見る程度に考えて下さい。
基準価格は12483円でした。
100000円÷12483円/1万口=8.01万口を買ったことにします。
10万円とは別に2~3千円の購入費用がかかります。
分配金は再投資します、購入費用はかかりません。

資産

黄色い部分は分配金に税金はかかりません。
利益がでると20%の税金がかかりますので、利益はグラフより少なくなります。
グラフ上で130000に達しているときの利益は130000-100000=30000円
税金20%として30000×(1-0.2)=24000円
最低でも2万4千円の利益がでています。

10万円のUBSは5カ月で6万6千円まで落ち込みました。
ネットで買った場合、誰にも相談せず6万6千円で売ってしまう可能性がありますね。

証券会社や銀行のおねえさんは、将来、次のようなグラフを見せてくれるかもしれません。

 まだ、年利換算したグラフは見せてもらったことはありませんが、分配金で沢山のUBSが買えること、暴落は為替の影響であることの事実を説明してくれるかもしれません。
 確実な事以外は言わないようにしてますが、「もうすこし様子をみたらいかがでしょうか」くらいは言ってくれるかもしれません。

 でもすごいですね。
 今、基準価格は9000円前後で変動しているようですけど年利換算で10%以上の分配金がでていることになります。
 税金を払っても年利8%になります。
 ついでなので、資産と為替を比べてみましょう。
 為替は比べる為に1000倍してあります。


為替の上昇に対して資産の上昇の方が大きいのがわかります。
為替はあとひといきですが、資産は順調に戻り利益がでています。


ただ、これは結果論です。
価格が暴落したときあっと言う間に10万円が6万6千円になりました。
不安ですよね。
もう少し安心できるデータは無いか?
心理的に難しいですが、ここで、少し考え方を変える必要があります。

私が外国債券型の投資信託を勧める理由の一つに為替リスク対策があります。
理論的には資産が円50%、ドル50%なら、この資産はドルに対して為替リスクがなくなります。
ドルが10%下がれば、それは円が10%上がったことを示すからです。

ちょっと面倒ですが、落ち着いて考えて下さい。
UBSは主にオーストラリの地方債や国債で運用しています。
オーストラリア国債は円ではなくオーストラリアドル(以下 AUドル)でなければ買えません。
2008年7月の為替は1AUドルは約101円でした。

10万円÷101円/AUドル=約986AUドル

2008年7月17日にUBSを10万円で8.01万口買ったのは
986AUドルで8.01万口のUBSを買ったともいえる訳です。むしろ、こちらの方が事実なのです。
UBSをAUアドル資産と割り切ってしまえば、AUドル換算で値下がりしていなければ何も問題がないのです。
なかなか割り切れないのですけど・・

2.AUドル資産としてのUBS
次のグラフは986AUドルをUBSで運用した結果です。

三菱さんがこうしたグラフをまだ見せられないかもしれませんが、時間の問題だと思います。

さて、UBSは債券で運用していますから、本来、株暴落の影響は小さいはずです。
AUドルベース考えると円ベースでみられた資産の減少はありません。
むしろ、円資産が大きく減少している時期はAUドル資産としては増えています。
リーマンショックが起こる1年前からこのように調べれば、UBSが健全であることがわかると思います。
日本円の基準価格をもう一度見ましょう。


リーマンショック後の円高で基準価格が暴落したことは、今は原因が為替であることが、すぐに分かると思います。
そして、底値になるのは数カ月後です。
為替の動向や、AUドル換算の自分の資産の状態を確認すればなんら問題がなく底値から3、4か月後UBSの買い増しのチャンスと思えるかもしれません。お金があればのことですが・・

投資には色々なリスクがあります。
投資は自己責任であることを理解して下さい。

例えばカントリーリスクがあります。
オーストラリアは資源(鉄鋼)輸出国です。
主な輸出先は中国のようです。
リーマンショックで世界中の景気が悪化しました。中国で生産した品物も売れにくくなり、オーストラリアの資源輸出も滞る等が考えられます。
買い増しのチャンスだったと思いますが、それは結果論だと思います。
お姉さんは「買って下さい」と思いますが、「チャンスですよ」とは言ってくれません。
投資は自己責任なのです。
ここまで読んでくれたなら、暴落しても多少不安が和らぐのではないでしょうか?
また、10年位経験を積んだら、買い増しのチャンスととらえるなど選択の幅が広がると思います。

さて、残念ながら、円もAUドルも基軸通貨ではありません。
基軸通貨はドルでありユーロです。
日本で為替リスクを小さくするにはドルを無視してはいけません。
次にドル資産としてのUBSをとらえてみましょう。
将来UBSを換金してピムコに切り替える、または逆の選択肢も持っておきたいと思います。

3.ドル資産としてのUBS
2008年7月17日、10万でUBSを8.01万口買ったのは、アメリカ人からみたら約927ドル(為替107.8円/ドル)でUBSを買ったように見えるはずです。
次のグラフは927ドルで買ったUBSの資産変化と対ドル為替です。


為替は比較の為10倍しています。

リーマンショック後ドルはUAドルに対しても値下がりしてUAドル高になったようで、初期の安心材料にはならないようです。
しかし、ドル資産と考えると1年ちょっとで資産は回復し順調に利益を出しています。
10万円を投資したとかんがえましたが、30万円位投資していたら資産が50万円位になっていると思います。
少し費用が必要になりますが、ピムコに切り替える選択肢もでてくると思います。

ところでちょっと気になるところがありますね。
ドルと円の為替は安定していますから、ドルに対しUAドル高になったと思います。
確かめてみましょう。


当然なのでしょうけど、やはりUAドル高になっています。
グラフからは10%程度のAUドル高ですね。
日本で10%と言ったら10円ですから、ちょっと大変かもしれません。
お姉さんに会う用事があったら、「なんで?」って聞いてしまうでしょうね。
答えが返ってくるかどうかってところでしょうか・・

ひとりごと・・
外国の投資信託を買うと言うことは、その国の経済をうまく回そうと言う意味もあります。
株取引に興味を持ってるかもしれませんが、その時は日本をよくするような会社を応援して下さい。

中国を応援したい人はすくないと思いますが、引っ越しのできない隣人であることも事実です。
確か中国は対ドルで固定した為替にしている国だったと思います。
ちょっと興味がありますがニーサで運用するものではないでしょう。

ニーサの口座を開くのに1ヵ月から1ヵ月半かかります。
まだ、ニーサを初めていない方は取りあえず口座を開きましょう。
今年から始めても良いかもしれませんが、UBSの10万円の壁はきついかもしれません。
取りあえず今年は資金を用意することにして来年から?
それにしても、いっぺんに10万円投資するのは怖いかもしれませんね。

月1万円でバランス型?野村さんにマイストリーとかがあったような?
資産をどんなふうに分散しているのかも興味がありますね。
食わず嫌いもいけませんのでマイストリーをグラフ化しますか?
多分、比較的リスクは低いでしょうけど・・
信託報酬が高いことは覚悟して下さい。
外国債券の年利10%なんてのありえないと思います。
リーマンショックに引っかかっているとよいのですけど・・
株取引に興味があるなら証券会社のお姉さんたちに会ってみるのもよいと思います。
しかし、証券会社のお姉さんと互角じゃないと株は?
私は証券会社のお姉さんには負けます。
知識なし、哲学なしでいきなりネットで株デビューは無謀だと思います。