2014年8月6日水曜日

フィデリティ・ストラテジック・インカムファンドBコース



をみるとFUND OF THE DECADE 2013において10年以上で優れた運用実績を有する投資信託を表彰しています。
今回はFUND OF THE DECADE 2013の債権型部門を受賞したフィデリティ・ストラテジック・インカムファンドBコース「愛称:悠々債権」(以下 フィデリティ)を紹介します。

1.ホームページと目論見書
1-1.販売会社
少し、買いにくいようです。

証券会社
フィデリティ証券
岩井コスモ証券B1 ※7
SMBC日興証券
SMBCフレンド証券2
SBI証券
カブドットコム証券
静銀ティーエム証券



大和証券
髙木証券
東海東京証券
野村證券
マネックス証券
楽天証券
ワイエム証券





都市銀行
三井住友銀行A1 ※1



三菱東京UFJ銀行A1 ※1





信託銀行/
長期信用銀行
新生銀行A1



三菱UFJ信託銀行A1 ※1





地方銀行
池田泉州銀行A1
大垣共立銀行A1
京都銀行A1



三重銀行A1
名古屋銀行
北越銀行





その他
イオン銀行2



ソニー銀行A1 ※2





保険会社
日本生命保険1



明治安田生命保険A1 ※1





A1
Aコース(為替ヘッジ付き)のみのお取扱いとなります。
B1
Bコース(為替ヘッジなし)のみのお取扱いとなります。
1
確定拠出年金制度により取得申込みを行なう場合に限ります。
2
インターネットのみのお取扱いとなります。
7
新規による販売、定時定額(積立)の受付は行なっておりません。既存の換金、定時定額(積立)における契約は継続されます。

となっていました。

販売単位は販売会社に問い合わせてくださいとのことです。
また、Aコース(ヘッジ付き)とBコース(ヘッジ無し)があるみたいです。受賞したのはBコースです。
スイッチング(乗換)ができるようですが、Bコースを売ってAコースを買うようなものなので無駄にニーサ枠を消費してしまいそうです。

銀行さんはヘッジ付きのみ扱っているところが多いようですが・・ちょっと不満です。

1-2.投資対象
P7をみると
毎月分配型で、日本、北米、欧州、エマージング地域(新興成長国(地域))の債権で運用するようです。
同ページに

④ ファンドの特色
ファンドが主として投資を行なうマザーファンドの特色は以下の通りです。
● 性格の異なる世界の代表的な4債券セクターへ投資することにより、リスク分散を図りな
がら、利息等収入の確保を図るとともに値上がり益の追求を目指します。
● 毎月決算を行ないます。
■ 米国国債/政府機関債、米国高利回り社債(ハイ・イールド・ボンド)、先進国債券
(除く米国)およびエマージング債券を主要な投資対象として分散投資を行ない、利息
等収入の確保と値上り益の追求を目指します。
■ 各投資対象についての長期的な分析から資産配分を算出し、長期的にこの配分を維持す
るアプローチを基本とした運用を行ないます。
■ 異なる性格を持つ債券セクターを組み合わせることにより、ポートフォリオ全体のリス
クの低減効果が期待できます。
■ 債券等の発行体の信用力分析にあたっては、アナリストによる独自の企業調査情報等を
活用し、計量分析も用いて銘柄の選別を行ないます。
■ ポートフォリオ構築にあたっては、分散投資を基本としリスク分散を図ります。
■ 債券等の組入比率は、原則として高位を維持します。ただし、市況動向等により弾力的
に変更を行なう場合があります。
■ マザーファンドの先進国債券(除く米国)に関する運用にあたっては、FILインベスト
メンツ・インターナショナルに、運用の指図に関する権限を委託します。
■ マザーファンドのアセット・アロケーション、米国国債/政府機関債、米国高利回り社
債(ハイ・イールド・ボンド)、エマージング諸国等に関する運用にあたっては、フィ
デリティ・マネジメント・アンド・リサーチ・カンパニーに、運用の指図に関する権限
を委託します。
■ ただし、資金動向、市況動向等によっては上記のような運用ができない場合もありま
す。

とあります。
安定したものからリスクの高いものまで対象にしているようです。

今までリスクの低くいと思われた物を見てきた私には少し心配になる内容です。
目論見書の内容は難しい所がありますが・・、結果論から言うとかなり柔軟(こまめに?)に運用を行っている感じがしました。
正直驚きました。

1-3.手数料等
P28
申込手数料率3.24%以下
換金(解約)手数料はかからないようです。
信託報酬等 年1.5444

またP1に

(3)【発行(売出)価額の総額】
各ファンドにつき2兆円を上限とします。
※「発行価額の総額」とは、受益権1口当たりの各発行価格に各発行口数を乗じて得た金額の累計額をいいます。

とありますので無制限にうけいれはしないようです。
各ファンドとはヘッジ付きとヘッジなしの意味だと思います。

2.シミュレーション

200014日に10万円投資したとしました。
分配金には税金はかからないとして再投資しました。

2-1為替

20001月4日約102/ドルでした。20148月(現在)為替は戻った感じになります。


2-2基準価格等
基準価格

分配金

10000口当たりの分配金は40円位で安定している感じがします。

年利


2-3シミュレーション1
200014日に10万円投資した結果です。比較の為ドルは100倍してあります。


2つ特徴があると思います。
1.フィデリティは強くドル資産と考えることができて、約年利6%である。
2.リーマンショックで一時的にドル資産の減少がみられた。

特筆すべきは1だと思います。
円での年利を計算してもよく分からなかったのですが、結果をみると年利6%を意識していると思います。
計画が立てやすいファンドだと思います。
一時的なドル資産の減少は、リスクの高いものも運用している結果だと思いますが、債権で運用しやすい状況になってすぐに資産を回復したようです。
実績から安定運用しているようにみえます。


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